1. トップ
  2. 気ままに更新する社長のひとりごと
  3. 誰に認められるか

気ままに更新する
社長のひとりごと

プリンセススクゥエアー
代表取締役 出口博俊

誰に認められるか

  • このページを Google Bookmarks に追加

2018年10月08日

昨日、マラソンの大迫選手がシカゴマラソンで日本新記録を出し3位になりました。遂に日本記録が2時間5分台となりました。2時間を切ろうとしている世界記録には及びませんが、今年の東京マラソンの設楽選手に続き記録更新が1年で二度も更新されるとは一時期低迷していた男子マラソン界には朗報ですね。
朗報といえば、京都大学の本庶佑特別教授がノーベル医学生理学賞の受賞者になりました。受賞自体は素晴らしいことです。がん治療に従来の方法ではない治療法を編み出すきっかけとなった免疫細胞の仕組みを見つけたのですから。ただ、私はこのノーベル賞受賞を聞くたびに思うことがあります。そもそも、今回の賞受賞にしても、研究発表をしたのは今から16年も前なのです。この発見が画期的なものであるのなら何故、16年も評価されなかったのかという疑問です。受賞候補者が多数いて、順番待ちしているからでしょうか、それとも、その研究が医学の発展に寄与したことを確認するためなのでしょうか、いずれにしても遅すぎる気がするのです。そして、毎度のことながら受賞が決定するとマスコミがそれを取り上げ、受賞者を取材し私生活まで調べ上げ褒めたたえ、政治家が祝辞を述べる、本当にうんざり、です。マスコミは「日本は基礎研究にお金を出さなくなってきた」といって国を批判しますが、そもそも基礎研究の大切さを日ごろから訴えかけることができるのはそれこそマスコミなのではないですか。ノーベル賞を取ったというただその理由で人を評価し褒めたたえるというのは主体的な行動ではない気がするのは私だけでしょうか?所詮他国が決めた基準で選ばれただけじゃないですか。賞をもらったから立派、もらわなければ駄目、という問題なのですかね。
もう一つ納得できないのは、世界遺産です。国や地方公共団体は、町おこし、村おこしと称して、世界遺産に登録されるために奔走している話が新聞紙上で、よく取り上げられています。しかし、ユネスコが決定する世界遺産登録にそんな価値があるのでしょうか。我が国が持っている文化資産をなぜ他国に評価してもらい、認めてもらうということ自体、私は納得できないのです。私の知人の外国人はそのほとんどが富士山登山を経験しています。しかし、その動機が世界遺産に登録されているからと答える人は皆無です。自分たちの住んでいる地域や周辺環境が素晴らしければ、そんな世界遺産登録されなくとも人は集まってくるのではないでしょうか。世界遺産に登録されたから人が来る⇒町おこしになる、という発想では他人目線が入ってきて、結果それが良い方向につながるとは私は思いません。

「桃李もの言わざれど下自ずから蹊を成す」
どれだけ自分を磨くか?それが一番大切なことではないですか。
世の中、難しいです。

社長のひとりごと
プリンセススクゥエアー

Contents

コンテンツ

  • 気ままに更新 社長のひとり言
  • タワーマンションの売却・購入をご検討中の方へ

公式SNS

  • 会社の「今」を更新中! Facebook
  • 採用情報をリアルタイムにお届け 公式Twitter
  • 採用情報をリアルタイムにお届け 公式Twitter