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社長のひとりごと

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代表取締役 出口博俊

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2018年12月18日

 昨日、ニュース番組を見ていると衝撃的な報道をしていました。港区南青山に児童相談所建設の住民説明会の模様を報道していたのですが、驚いたのは反対派住民が発言していた内容です。「そんなものが建設されると、南青山のブランドイメージが損なわれる」「何故青山なのか、他にあるだろ」、もっと驚いたのは「児童虐待受けた子たちが収容される施設を一歩出た時、幸せそうに歩いている家族や着飾っている人たちを見て、自分が置かれている状況との格差に耐えられなくなるのではないか」という発言です。このような発言をメディアは面白がって放送するのかもしれませんが、これを観た子供たちがどういう風に取るのかと考えるだけでゾッとします。まるでドラマの悪役が話すセリフです。そのような受け取る人からすればヘイストスピーチともとれる発言を報道することに意味があるのでしょうか。百害あって一利なしです。このような報道がなされると、港区住民は選民意識を持っていて鼻持ちならない人ばかりと思われてしまいます。
 弊社は、都心三区のマンションを取り扱っていますが大多数の人がそのような意識を持ってはいません。当たり前の話ですけど、それをあえて言わなければならないほど、港区のイメージを失墜させる発言です。港区を歩いている人も、港区に住んでいる人も、何処に住んでいてもみんな同じように喜び、苦しみ、悲しみ、痛みを抱えて生きています。地域によって差があるわけではありません。その中でみんなが痛みを分け合って生きていくのが社会じゃないですか。なぜ児童福祉施設を青山に作ってはいけないのか、反対している人たちの意見には全く理解できません。
 子供は国の宝だ、と総論では言っていても、保育園を自宅近くで作ってほしくないと各論では反対する住民と同じなのでしょう。大切なことは分かっていても自分たちはその為の痛みを持ちたくない、なぜ自分たちだけがその痛みを持たなければならないのか納得できないというのがその理由でしょう。何とも悲しい限りです。いつの間にこんな我儘を堂々と発言する社会になったのでしょう。
外国人労働者を受け入れる入国管理法改正問題もそうです。日本人は働き方改革で、労働時間を減らす政策を取り、減った労働力を外国人労働者でまかなう、しかしこの政策は移民政策ではない?そんな自国に良い事ばかりを並べ立てる国家になっていても異論をはさむ人は少ないのは国にとって恥だと思うのですが。外国人労働者を募集するのなら我々日本人は礼を尽くす、すなわち、セットで移民を受け入れるのが人の道じゃないでしょうか。
トランプ大統領が南米からの難民受け入れを拒否し一部の難民が死亡した記事を載せ、トランプ政権を批判する報道がされていますが、日本人のコメンテーターが発言することは、「国際世論に訴えかけてアメリカの世論を変更するべき」「国連が何かすべき」という話ばかり、「日本も難民の受け入れを真剣に考えるべき」という発言は皆無です。
我々はある地域に住む住民として、また都道府県に所属する住民として、日本国民として、この世界に住む人間として負担しなければならないことは何かを考えそれを実践し、痛みを分かち合う努力をしない限り、そのツケは子孫に払わせることになることを自覚しなくてはなりません。今年最後の独り言も批判で終わってしまいました。来年の不動産市場はどうなるでしょうか。確かなことは、外国人が日本の不動産を買っている割合が近年、飛躍的に伸びていることです。それを加味しなくて不動産市場は語れません。もう日本人だけの市場ではないのです。我々も、グローバルな考え方を取得しないと生き残れない、これが実感です。一年間有難うございました。

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