1. トップ
  2. 気ままに更新する社長のひとりごと
  3. 悲しい出来事

気ままに更新する
社長のひとりごと

プリンセススクゥエアー
代表取締役 出口博俊

悲しい出来事

  • このページを Google Bookmarks に追加

2019年02月03日

 小学校四年生の児童が父親に虐待をされ殺害された事件が報道されました。こんな悲しい事件はありません。「親」という字は木の上に立って見ると書きます。文字通り木の上に登り外敵を観察し、わが子を守るというところからこの字は成り立っています。まだ自分自身を自分で守ることができない子供の面倒を見、守ってやり、一人前の大人になるまで育て上げる、それが親の使命です。その守ってくれるはずの親が子供を虐待したら、その子はいったいどこに救いを求めたらいいのか、子供の立場に立って考えてみたら、胸が張り裂けそうになります。
私はこの父親や母親に言うべき言葉はありません。彼らは犯罪者です。我慢ができないのはその周りの大人です。担当の教師や学校、児童相談所の担当者、教育委員会の担当者です。なぜ児童相談所の一時保護を止めたのか、教育委員会に乗り込み、訴えると恫喝するような父親に、なぜ相手の要求に屈したのか。子供に対する虐待をしておきながら子供を返せと恫喝する父親に恐怖を覚えたのなら、児童をこのような常軌を逸した父親に戻してはいけないと考え、児童相談所に連絡を取る事は必然の行為のはずです。学校は転校先を含めなぜ家庭訪問を頻繁にしなかったのか。確かに彼らは犯罪者ではありません。しかし、彼らの意識の中にこの児童はいないも同然、単に職業として淡々と作業処理したようにしか見えません。この「傍観者」ほどたちの悪いものはありません。未必の故意と言っても良いのではないでしょうか。1つの命を我々社会の傍観が消してしまったのです。申し訳なくて情けなくて言葉がありません。
 
最近、明石市長の暴言を録音し、わざわざ選挙の間際に公表したり、高校生が教師に喧嘩をけしかけ、殴った映像を隠し撮りしメディアやインターネットにばらまく行為が話題になっています。明らかに人を嵌める行為です。自分の欲望を果たせるなら何をしてもいい。このような卑劣な行為は恥ずべき行為であり、犯罪云々とは全く次元が違い、人の道を外しているのだということを社会全体で周知徹底しなければならないことだと思います。
 故渡部昇一先生が、講演会である戦争未亡人の歌を紹介され今も私の心に突き刺さっています。

      かくまでに醜き国となりたれば
 
      捧げし人のただに惜しまる

 この国を思い、この国のために命をささげた英霊に対し、尊敬の念を持ち続けると共に日本を胸張れる国にすることは我々の使命です。それはモノやお金では決してありません。
 それは大国主命が人の荷物を背負って兄弟の一番後を歩いたように、人の痛みを我が痛みとし、またそれを背負うことができるという文化なのではないでしょうか。

社長のひとりごと
プリンセススクゥエアー

Contents

コンテンツ

  • 気ままに更新 社長のひとり言
  • タワーマンションの売却・購入をご検討中の方へ

公式SNS

  • 会社の「今」を更新中! Facebook
  • 採用情報をリアルタイムにお届け 公式Twitter
  • 採用情報をリアルタイムにお届け 公式Twitter