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プリンセススクゥエアー
代表取締役 出口博俊

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パニックの恐怖

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2020年02月25日

 新型肺炎の問題が、日本において対岸の火事では済まなくなってから約一カ月がたちました。水際で感染予防ができるのではないか、という予想は裏切られ、現在では市中感染は間違いない、パンデミックが確実に起こる、などという予想まで出始めています。何が事実で何が事実でないのか、その辺を見誤ると新型肺炎のまん延よりも怖い、世界的なパニック、ひいてはヒステリーが起こることには最大限気を付けなければなりません。
 約30年前、私は年末に実家に帰省するたび、39度を超える高熱を出していました。今思えば平成2年から4年にかけてはバブルがはじけ不動産業界が氷河期を迎えていましたから、「何とか年末を越えなければ」という緊張感の中で仕事をしていましたからその緊張感が実家に帰省したことで解放されたのでしょう、しかし、この高熱が毎年と言って良いほど3日間続くのです。病院で診察を受けても抗生物質と解熱剤を処方されて帰って寝るだけでした。今から考えるとインフルエンザだったのではないですかね。判明しても30年前には検査キッドは勿論、特効薬も存在していませんでしたから意味ないのかもしれませんが。当時の事を考えるにつれ、現代は恵まれていますね。インフルエンザにかかっているかどうか検査キッドでほぼ即座に判明し、抗ウィルス薬を服用でき早い時は翌日には解熱するようになったのですから。しかし、科学が発達すればするほど、今まで未知のウィルスが発見できるようになりました。未知のウィルスは発見できてもその特効薬がないという事態になってきます。今回のコロナウィルス、発見できる能力が世界になければ「流行性の感冒に似た病気が流行している。今回の病気は悪化すると肺炎になる」というような状況で推移したのではないでしょうか?
 今回のウィルスにはまだ特効薬がありません。それが世界をパニックに陥れていくのです。特効薬ができれば、パニックは収まります。それまで世界の人々がパニックからヒステリー症状にならないことを祈るばかりです。25,6年前、何ら当たり前であったことが現代ではパニックになってしまう出来事に発展してしまう、ある意味我々が科学の進歩とともに受け入れなければならない代償なのかもしれません。
 30年前にはウィルスに効く特効薬など存在しなかった。だからこそ幸せだったともいえる部分もあるのですね。
 今回のプリンセスダイヤモンド号の政府の対応を批判する報道がなされていますが、ナンセンスです。今まで誰もが経験のない状況でいったい日本政府は何ができたというのでしょうか?後解釈で批判するのは誰でもできます。原発事故も同じで、大切なことはこの経験をどう生かすかです。人は失敗からしか学べないのですから。
 パニックになるのではなく、しっかり冷静に対処すれば必ず乗り越えられる試練です。

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