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プリンセススクゥエアー
代表取締役 出口博俊

ワクチン後進国

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2021年05月22日

 いよいよ日本も本格的にワクチン接種が始まりました。これからの2カ月で新型コロナの状況は劇的に改善するのではないでしょうか?大阪でのコロナによる死者が東京でのコロナウィルスによる死者を上回ったのは、なんといっても介護施設でのクラスターが影響しているようです。65歳以上のワクチン接種が2カ月で完了できれば、感染者が増えても重症者、死者が減りますから恐れるに足らない状況になるはずです。 
「日本は先進国の中で一番ワクチン接種率が悪く、ワクチン後進国だ」などとマスコミが騒いでいますが、日本は先進国の中で新型コロナによる死者が一番少ない国の中の一つであることを忘れてはいけません。ワクチン接種が進みワクチン先進国と言われているアメリカでは、ピーク時一日30万人がコロナに感染しています。日本での感染者のピークは1日8千人、ピーク時で比べると35倍、死者で比べると、アメリカが58万人、日本が1.2万人でアメリカは実に日本の50倍近くの死者が出ています。これだけの死者が出ている国のワクチン政策と日本がとるワクチン政策が同じであるはずがありません。
 厚生労働省のワクチン認可が遅いという批判もありますが、新型コロナウィルスによる死者が季節性インフルエンザによる死者に比べて大差がないことを考えれば、そう慌てて認可を出す必要はなかったでしょう。日本はウィルスが猛威を振るい大量の死者が出ている国ではないのですから。こんなことを言うとネットでは「その言葉、身内にコロナによる死者が出た家族に言ってみろ!」などと叩かれるかもしれませんが、そんなことを言い出したら、肺炎で亡くなった人や、インフルエンザで亡くなった人の原因はすべて国に原因があると言っているのと同じです。
 とにかく感情的にならず、物事を俯瞰してみないと集団ヒステリーを起こしてしまいます。原因は分からないながらも、日本はコロナでの感染者、死者が低く抑えられています。それに胸を張るべきで決してパニックになる状況ではないのです。
 ワクチン接種が進む現在でさえアメリカでの1日の感染者は2万人、日本の5千人と比べてはるかに多いのです。もし問題があるとすればこの1年、世界中の先進国に比べ圧倒的に少ない感染者数でありながら何故日本は医療崩壊するのか、その仕組みを作った医療行政でしょう。
 高齢者と接する機会の多い医療従事者と介護施設職員、ここに集中してワクチン接種を進めれば感染者が増えても死者が抑えられ日常生活が送れるようになるはずです。全く的外れな「人流を抑える」という名の緊急事態宣言から解放される日は近いです。
重ねて言いますが、日本は新型コロナウィルス感染優等生国です。
頑張りましょう。

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