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代表取締役 出口博俊

平成の大横綱

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2013年09月30日

 白鵬が27度目の優勝を飾りました。強いですね。平成の横綱で「強い」大横綱と言えば貴乃花、朝青龍が思い浮かべますがこの両横綱を凌駕したような気がします。なかでも貴乃花関は心技体、どれを取っても歴代の名横綱に引けを取らなかった・・・その貴乃花関を超えるとは称賛に値します。
 私は現役時代の貴乃花関が大好きでした。平幕の頃は「2世の相撲取り」というイメージしか持てなかったのですが大関、横綱と昇進していくうちにどんどんストイックに自分を追い込んでいく姿が目につき、横綱になった当初は、他を寄せ付けない圧倒的な強さを誇りました。まさに、そのあたりからファンとなったのですが、やはり心を打たれたのは相撲人生の後半部分です。怪我に苦しめられ思うような相撲が取れない中、横綱という重圧を背負いながら土俵に立っている姿が忘れられません。そして貴乃花関最後の優勝戦となる、負傷したまま戦った武蔵丸との優勝決定戦は、今でも脳裏に焼き付いています。その後の七場所休場後の優勝争い、そして引退とそれこそ「相撲の鬼」とも言える力士でした。
 その後、これといった「感動させる力士」が出てこない中で相撲協会の体罰問題、八百長問題と続き外国人力士が横綱、大関陣に多数を占める中で相撲への興味を無くしていました。が、そんな中で双葉山の69連勝に近づく63連勝が話題となり、白鵬の相撲の取り口を見る頻度が増えるにつれて「これはタダの相撲取りではないな」と思うようになりました。
 
相撲に詳しい訳ではありません。が、白鵬の体は非常に柔らかいのではないでしょうか。だから「受けて立つ」相撲、横綱相撲が取れるのでしょう。歴代の名横綱の風格を兼ね備えるようになった感じがします。またモンゴル人にも関わらず、どの日本人力士よりも日本人の大切にしている美徳を理解し実践している相撲取りと感じるのは私だけではないはずです。この調子でいけば大鵬の優勝記録32回を乗り越えるのも時間の問題でしょう。
しかし私の考えですが、どのようなスポーツでも大切なのは晩年です。
伝説となったボクシングの輪島功一の最後の試合ように、相撲で言えば今までの相撲が成ったとき・・・その時、どんな力士となるのか、それが記録だけではなく記憶に残る力士となるかの狭間だと思います。是非とも歴史に名を残す稀代の大横綱になってほしいです。

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