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代表取締役 出口博俊

タニマチ

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2013年12月03日

 タニマチとは、明治時代大阪の谷町7丁目で開業していた医者が相撲好きで相撲取りが診察に来た時に診察代を取らなかったことから、熱心な好角家の間で話題になり、やがてそれがもととなり芸能人や、スポーツ選手に多額の小遣いを渡す後援者を指す言葉になりました。
余計な詮索ですがこのタニマチなる人は何を目的でそのようなことをしているのでしょうか?芸能人と付き合いがあると自慢するため?ステータス?仕事で利用するため?色々な意味合いで後援者となるのでしょう。元大王製紙会長の井川意高さんの「熔ける」という告白本が話題になっていますが、やはりその中でも彼は多くの芸能人との交友関係を書いています。それが出版社の意図なのかどうかは、分かりませんがやはり一般の人から見ると「有名人と付き合っていた」という事が金持ちのステータスと捉えられているのかもしれませんね。しかしタニマチと言われる人のすべてが何かしらの意図をもってやっているのでしょうか。中には本当に応援してあげたくて何の報酬も求めず応援団をしている人もいるのではないですか。
今でこそタニマチが出来るほど裕福な生活をしているが、そんな人でも物事には初めがあります。それなりの財産を一代で築くという事は口で言うほど簡単ではありません。若い頃、大変な苦労もしたでしょう。極貧の生活の経験もあるのではないでしょうか。そういう生活から成功をつかむ過程で多くの人に助けられた経験を持っている人たちは、その助けてもらった恩を次の世代を担う人の応援をすることが使命だと思ってタニマチとなっている人も多いのではないでしょうか。

猪瀬東京都知事が、徳洲会グループから5000万円を受け取った事が問題になっています。選挙の為に借りたのか、それとも単なる個人的に借りたのか、まあどうでもいいような話なのですが「常識的に考えて無利子無担保で5000万円を貸すなんてありえない。何かの意図があって貸したに違いない」「都職員なら内規違反だ」等というバッシングが起こっています。確かに一般常識で考えると5000万もの大金を無利子で、しかも無担保で貸すなどありえない話です。しかし、タニマチと言われる人は常識では考えられない援助をします。持っているお金が違うからでしょう。タニマチの常識は世間の非常識なのです。普通の庶民は都知事になろうなんて考えません。やはり世間の常識は通用しないのです。徳洲会グループがタニマチなのかどうかわかりませんが、いずれにしても世間の常識が通用しない者同士の出来事なんです。何でもかんでも世間一般の常識に照らし合わせ、“おかしい”と言うことで政治家を裁いていたら政治を取る人がいなくなります。政治家は国際関係等、駆け引きをすることが出来る、ある意味狡猾さが求められる職業です。清廉潔白さなど必要ないと思うのです。政治家として何を公約し、そしてどんな実績を残しているかそれのみが評価の対象になるべきです。法律に違反していない限り裁くべきではありません。都議会もつまらない足の引っ張り合いを止めてオリンピックが決まった東京をしっかりリードいていって欲しいものです。

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