うんざりする「靖国問題」
2013年12月27日
安倍首相が、靖国神社を参拝したとマスコミ各社が報道しています。中国、韓国が大変な反発をしているという報道し、また米国も不快感を表明したということからも、この行動がいかに国益を損なうかという論調を見聞きするにつけ本当にうんざりです。
日本の国の為に命を捧げた英霊に日本の首相が参拝することに何故、他国の人たちにとやかく言われなければならないのか、全く理解できません。
「東京裁判でA級戦犯とされた戦争犯罪人が合祀されているから行くべきではない。」
もう聞き飽きたこの言葉がいかに理不尽かわかっていて報道してる事に余計に腹が立つのです。東京裁判は、日本が戦争に負け、連合軍に占領されている時に行われた裁判であり、戦争に勝った国が負けた国を裁いたいわば集団リンチなのです。日本は国同士の紛争の最終的な解決手段として戦争を行い、負けました。事の善悪は全く考慮されず、負けた国が不正義だと戦勝国が勝手に決めつけその当時の指導者を処刑した、それが東京裁判なのです。そもそも占領下の日本人が異議を挟める立場ではありません。そのような時期に下された判決は独立国になった時点で無効です。現にA級戦犯で裁かれた重光葵なども独立後、国会議員になっています。しかし、死刑となった人たちには無効にはできません。失われた命を元に戻すことなどできないのですから。そこで日本が独立国になった国際条約、サンフランシスコ講和条約で、日本は東京裁判の判決を受け入れることにしたのです。日本は戦勝国が起こしたリンチの結果を責めないと約束したのです。日本が戦争犯罪人として認めたわけじゃないのです。他国のリンチにあって処刑された人々を日本人が英霊と祭って何が悪いのでしょう。それが何故中国や韓国に喧嘩を売っていることになるのですか。
過去の戦争の反省はすべきです。当時の国際情勢の中で日本が選択した戦争はやはり間違えていたでしょう。物事の筋道はどうあれ負ける戦争は絶対にすべきではなかった。我々は戦争に負けるという事がどれ程の犠牲を払わなければならないか、思い知らされました。
その視点に立ち戦争を考えるべきであり、「日本は侵略したから負けた。間違った行いをしたから負けた。」という自虐史観は捨てなければ、そこに付け込む国に振り回されます。
今年一年私の独り言は、政治の話が多かったでしょうか。しかしこの一年、安倍首相は良く頑張ったと思っています。側聞されることは決して体調は良い時ばかりではないようです。潰瘍性大腸炎という難病を抱えながら、世界中を飛び回り文字通りトップセールスで日本経済を好転させるようにと奔走している姿を見ると本当に頭が下がります。何とか彼を応援したくなり、ついつい政治の話になりました。
今年一年、お付き合いくださり有難うございました。来年も良い年にしましょう。我々日本人の努力で。
