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プリンセススクゥエアー
代表取締役 出口博俊

良い習慣

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2015年08月27日

 人生にとって良い習慣を継続し続けることは、人生をより実りのあるものにするためには必要不可欠な要素です。これができる人とできない人では長い人生を考えた時、その格差は雲泥の差となるのではないでしょうか。しかしこの良い習慣を身に着けることは口で言うほど簡単ではないのです。
 「ダイエットしよう」「禁煙しよう」から「一日20通の手紙を書こう」「英会話に挑戦しよう」「自己啓発の本を必ず一章読む」など、いろいろな良い習慣への挑戦をしようとする人、しようとした人も含めると、社会人になればほとんど全員が当てはまるのではないかと思います。しかしその大半が挫折しているというのが現状なのではないでしょうか。良い習慣をつけることは大切なことであり、続けることができた場合のメリットはしっかり理解していながらも途中で投げ出し、その投げ出した自分にうんざりしながらも表立っては言い訳してしまう、その繰り返しをしていた時期が私にもありました。

 どうやったら継続できるか、その答えになるかどうかわかりませんが私なりの考えを述べます。
 そもそも、前提条件が間違っているのです。たとえば「ダイエットするぞ」という目標を立てるとします。具体的に3か月で5キロ痩せるという。その目標を立てた時、普通は「何が何でも目標を達成してやる」という意欲にあふれ、何かできそうな気になりますよね。しかし、その気持ちは絶対継続しません。このことが理解できてないのです。この「やってやるぞ!」という気持ちは意志の力ではありません。感情です。このような感情はどんなことがあっても継続しません。それは、人間、10日間怒り続けることができないのと同じです。心が健康な状態であれば感情は一時的なもので、継続することはあり得ないのです。また、そうでないと心が病みますよ。人間は、喜怒哀楽は一時的な感情になるようにできているのです。
この前提を理解できないと継続できる人は意志が強く、継続できない人は意志が弱いという変な答えを導き出してしまうのです。私の考えでは、「やる!」と決めた感情を持続できる人など存在しないのです。この「やる!」という気持ちが継続できない人を意志が弱いというのなら意志が強い人間はいないのではないかと思うのです。
 感情は継続しません。ですから「やってやる!」と決めた気持ちも継続しないのです。だからこそ、それを理解したうえでプランを立てるべきです。そのプラスの感情を持ち続ける、思い起こさせるものを常に傍らに置くのです。
 たとえば、ダイエットをターゲットにした場合を例にとります。「ダイエットをする!」という感情は継続しません。ですからその気持ちに回帰させる方法を考えるのです。その為にたとえば、トイレの前に体重計を置き、壁に一か月分の体重を書き込む紙を張り付けます。そして一日に何回も体重計に乗り、記録を取り続けその記録を壁に貼り付けた紙に記入します。このときに重要なことは、起床時、トイレに行く前と後、風呂に入る前と後、食事の前後、就寝時、この時は必ず書き込むのです。こうすることで、普段の生活の中に「体重」を摺り込むのです。食事をとればどれだけ体重が増えるのか、トイレに行けばどのくらい体重変化があるのか、また、その翌朝の体重が就寝中にどう変化するのかがわかるようになると、その度ごとに「ダイエットをする!」という感情に少し戻ることができます。これを繰り返させることでモティベーションを維持させるのです。それがある程度継続できると、結果が伴ってきます。その結果がまたモティベーションの維持につながるのです。この繰り返しが継続となるのです。
 継続できるかどうかは、意志の強弱の問題ではなく、工夫の問題なのです。

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