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プリンセススクゥエアー
代表取締役 出口博俊

マインドコントロールの恐怖

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2017年10月24日

衆院議員選挙が終わりました。与党の大勝でしたね。というより野党の大敗というべきでしょうか。希望の党を立ち上げた小池都知事は、以前彼女自身政界入りした際に入党し、一時ブームを巻き起こし政権を奪取したことのある日本新党を意識したのではないかと思います。時は平成4年、日本が正に「失われた10年」の初期、バブル崩壊から2年が経ち経済の低迷期、いや混迷を極めた時期でした。日本が「ジャパーン アズ ナンバーワン」と世界経済を席巻していた時期から一転、底なしの資産デフレにさらされ、日本国民全体が不安の極致になっている時期、旧態依然の政治体制に風穴を開ける勢いで結党された日本新党に国民の注目が集まりました。この国家の難局に新たな風を吹かしてくれるのではないかと。希望の党に合流した前原前民進党代表も当時この日本新党に入党しているのですから2人は「柳の下に2匹目のドジョウ」と考えたのでしょうか。しかし、この結果は最悪の結果を導き出しました。選挙対策として作られた党に統一したイデオロギーがあるわけでもなく、またそのブームに乗り当時政権を取った細川内閣が1年足らずで政権を投げ出し、また日本新党自身も結党からわずか2年半で消滅しました。この事を国民は忘れていると思ったのでしょうか。以前と同じような過ちを繰り返すほど国民は馬鹿ではありません。国民は選挙の為だけの結党には何も期待しないということでしょう。小池さんにはブームではなくしっかりとした党の理念を持ち、それを実行し、実績を積み上げ都民に評価されてから次のステップに上がっていってほしいものです。「急いては事を仕損じる」ですね。

話は変わりますが、先日あるノンフィクション番組で両親が監禁、連続殺人を犯し父親は死刑囚、母親は無期懲役となった息子のインタビューが放送されていました。殺人を犯した相手は母親の両親や兄弟、その猟奇的な殺人方法は聞くに堪えません。父親が母親やその親族をマインドコントロールして監禁し、親族同士に殺人をさせたというのですから常軌を逸しています。しかも死刑囚となった父親が謝罪を求めて面会した息子に対し「自分は直接手を下してないから無実」と減刑の嘆願書?の取得活動を依頼するなど、常識が全く通用しないサイコパスです。しかし、そのような人間になぜ人はマインドコントロールされてしまうのでしょうか。日本史上最悪のテロ事件を起こしたとされるオウム真理教もマインドコントロールが問題となっていましたが、まさか自分の家族をマインドコントロールによって殺させるなど、想像さえできません。
私見ですが、極端な思想を持っている人に共通しているのは硬い心とでもいうのでしょか、他人の意見を受け入れない性格の人が多いです。思い込みが激しいというのでしょうか。しかし、いったん受け入れてしまうと盲目的に従うといったような性格の人です。この様な人は極端から極端にブレてしまいます。マインドコントロールされる人というのはそのような硬い心の持ち主であると思っていたのですが家族全員がマインドコントロールされたとなると、話は違ってきます。誰もがマインドコントロールされる危険性があるということですね。恐怖でしかありません。

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