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代表取締役 出口博俊

大規模停電

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2019年09月12日

 台風15号の影響がこんなに関東圏、特に千葉県に重大な影響が出るとは思ってもみませんでした。電気、ガス、水道、道路というインフラ設備が天変地変により棄損した場合、それらの設備がどの程度の時間で復旧できるか、これは、その国の安全度に直接かかわってくる問題です。今回の台風が過去最大級の台風であったとしても、台風通過後、4日目に入っても40万件という大規模停電が解消できないとは、日本の大都市圏に住むリスクを露呈した形になってしまいました。停電解消に向けて11,000人が昼夜を徹して作業していることを聞くと頭の下がる思いですが、やはり初動行動に問題があったのではないでしょうか。
 当初、東京電力の発表では10日中に停電は解消するという内容でした。この発表で、台風通過後、2日で復旧すると聞き停電がおきている住民は「後、少し我慢をすれば」と半ばほっとしたのではないでしょうか。しかし、火曜日の夜となり、ふたを開けてみれば全く解消に近づいているとは言えない、ほとんど状況が改善していないことに気づくことになります。そうなると、いったいあの発表は何だったのか?何を信じていいのか?という気持ちになりその落胆が、住民の皆さんのストレスになります。私がその立場に立ったらおそらくそれが怒りに変わる気がします。台風一過で、今年一番ともいえる暑さの中、エアコンは使えない、テレビは見れない、携帯は繋がらない、停電の解消の見通しはデタラメ、八方ふさがりです。こんなことが現代の大都市に発生しているのです。これが100年前なら、大きな問題になっていなかったかもしれません。エアコンやテレビ、携帯電話エレベーターなど、今では当たり前にあるもの、使えて当然のものなどなかったのですから。現代ではそのような電子機器、家電はあって当たり前の時代であり、その存在が前提ですべての都市生活が成り立っています。その前提がなくなると、それこそ死者まで出る大問題になることを我々は認識しなくてはなりません。
 月曜日の朝、出社すると、多くの自転車で通勤している人々を見かけました。電車を待って長い行列を作る人もいれば、自転車を利用して通勤する人もいます。どのような手段を取っても定時に会社に着くという目的を達成すれば良いのです。
 我々は今回の出来事から何を学ぶか?天変地変に対し、我々はそれしか出来ませんから。天変地変により失うものを多く抱える都市圏の人々は危機対応の仕方をいかに工夫するか、最優先に考えなければなりません。

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