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プリンセススクゥエアー
代表取締役 出口博俊

戦略と戦術

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2009年02月16日

最近、定額給付金の問題が新聞紙上を賑わせていますね。政治のこと云々というのはあまり好きではありませんが、そもそも定額給付金というのは、景気浮上策で出てきた政策だったのではないんですかね。景気が悪くなると消費者が消費をしない、お金を使わない、それが景気をもっと悪くさせる。簡単に言って、景気が悪いということはお金の流れが悪くなることですからその流れをよくすることが重要になります。その為の政策として定額給付金を出すことにしたと言っていたはずなんです。が、どこでどう変わったのかいつの間にか、「お金の無い人たちに給付する為、お金持ちは辞退してほしい」と言う、いわば社会保障としての給付に趣旨が変わってしまいました。「使ってください」と言わず、単に給付しただけでは、給付金は消費に回らず、貯蓄に回ってしまいます。貯蓄に回ってしまっては景気浮揚には繋がらないのではないでしょうか。「景気をよくするためには国民全体で消費をしなければなりません。みんなで消費をしましょう。その為の給付金です。お金持ちの人は給付金の少なくとも3倍くらい使ってください。」と言えば良かったんじゃないですか。


「目的は何か?そして、その目的を達成させる手段は?」これを「戦略と戦術」と言う言葉に置き換えて考えると分かり難いけれどもかっこいいですね。絶対譲れない目的を戦略とし、譲ってもいい手段を戦術とします。何か行動を起こすとき、何が戦略なのかをいつも考えていれば多少のブレは起こるでしょうが大きなブレはありません。しかしそれを曖昧にしてしまうといつの間にか戦術を戦略だと勘違いし、とんでもない結果に発展することになります。たとえば健康維持のための減量が戦略、ジョギングが戦術とすればジョギングが習慣化しなければ減量すること自体をあきらめてしまう人がいます。「俺は意志が弱い」とかといって。目的は健康になるためです。ジョギングを続けることでも、強い意思を持つ人間になる事ではないのです。そう考えれば気が楽になって、肩に力が入らず立てた戦略(幸せを感じて生き生きと生きることですか)を比較的達成しやすくなるんじゃないんでしょうか。禁煙でも、ダイエットでも、一日一善でも、仕事でも、不動産購入でも、何でもそうだと思います。肩に力が入ってしまうとろくな事になりません。戦略だと考えず、戦術なんだから駄目ならまたやり始めればいいと肩に力を入れないこと、自分を責めないで行きましょう。神経過敏はいけません。

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