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代表取締役 出口博俊

お部屋選びは、「夏」を考えるのがベスト?

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2009年03月23日

皆さんは部屋の向きはどちら向きがいいですか。当然、「東南向き」と言う答えが多いのでしょうね。確かに新築のマンションの価格一覧を見てみると同一階であれば、東南角部屋が一番高く設定されています。次に南、東、西、最後に北向き、東南向きと北向きの値段の差が2割から3割出ている物件もあります。やはり部屋に陽が入るかどうかは大切な要素だと考える方が多い証拠ですね。


吉田兼好の「徒然草」には家のつくりは夏を考えて作るのが良いと書いてあります。古来、日本の夏は高温多湿ですから最大の敵は「湿気」。この湿気対策で何よりも風通しに重点を置いた家作りが大切だったのでしょうね。私の両親は吉田兼好ファンなのか、二十数年前自宅を新築する時、どうしても旧来の日本建築にこだわり壁をあまり作らない風通しの良いものを建築しました。確かに夏はエアコンをつけなくても生活できるほど涼しいのです。しかし、冬はめちゃめちゃ寒いのです。実家が奈良の山奥のせいもありますがエアコンなんか効きません。私などは東京都の気温差もあるのでしょう、冬、実家に帰るたびに風邪で寝込みました。勿論、慣れなんでしょうが私は寒いのは勘弁です。


閑話休題、現代になって東京での生活を考えると、特にマンションでの生活を考える時「湿気」は昔ほど大きな要素ではなくなってきているのではないでしょうか。確かにマンションでも「結露」と言う問題が発生する事もありますが外壁の防水工事がしっかりされている、修繕計画が計画通り行われているマンションであれば問題ありません。


となるとどの向きが暮らしやすいのでしょうか。七百年前とは違った意味での「夏対策」、「ヒートアイランド現象」での暑さ対策がテーマですかね。私は何の縁か、もう十年以上西向きの部屋に住んでいます。とにかく西日はきついですね。夏、午後になるとエアコンが効きませんでした。現在は紫外線や熱気をカットする特殊なフィルルムを窓に張っているので少しましですが。その代わり、冬はエアコン要らないくらい暖かいです。東向きは、陽射しは午前中です。朝の陽射しに包まれながら起きるというのはよさそうに思えますが、夏はカーテンを閉めて寝ないと陽射しが強くて寝てられないという話も聞きます。まあ早起きが出来て良いともいえますか。南向きは、一日中陽が入りますから東向きと西向きを足して二で割った感じでしょうか。とにかく夏は大変です。となると夏対策では、北向きの部屋が意外と良いのかもしれません。一部都心の湾岸地域のマンションでは、レインボーブリッジが見える、東京タワーが見える、または花火大会の花火が見えると言う理由で高値で取引されている北向きのマンションがありますが、案外、それだけの理由ではないのかもしれませんね。家具や建具が陽射しで焼けない、採光が安定している等、現代の生活には北向きはマッチしているのかもしれませんね。日本庭園が北向きに作られているように、景色を重視するタワーマンションなんかは北向きが売れるのも納得できます。昼間、働いている場合などは北向きはお勧めですね。東西南北どちら向きでも有利不利は無いような気がします。後は好みの問題。住環境変化や建築技術の進歩により我々が持っている先入観がどんどんと覆されてきます。その中にお買い得物件が現れるのかも。

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