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社長のひとりごと

プリンセススクゥエアー
代表取締役 出口博俊

選挙戦が始まって

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2012年11月30日

 富士山マラソン完走してきました。コースは昨年までの河口湖を2周するコースから河口湖、西湖をそれぞれ一周するコースに変更されていました。河口湖から西湖まで標高差が70〜80メートルあり、1キロかけて登り、また下っていくというのがこのマラソンの最大の難所でありまた見せ場でもありました。21キロ地点を過ぎて西湖に続く坂道を息を切らしながら共に登っているランナーの息遣いを聞きながら「どのランナーもトレーニングを積んできたんだ。このマラソンの為に何ヵ月か前から練習してきてよかった!」などとひとり悦に入っていました。私にとって同じコースを2周する前回までのコースに比べ走りやすかった気がします。雲一つない晴天で富士山をまじかに見ながら大変満足したマラソンだったのですがその日の報道でマラソンエントリー者の内、なんと5000人が走れなかったと聞きました。今年から参加者を10,000人増やしたことによる予想を上回る渋滞のせいでスタート時間に間に合わなかったらしいのですがランナーの一人として言葉がありません。どんな市民ランナーでもそのレースに合わせて練習をし、走り込みをし、体調を整えてレースに挑むのです。それが当日渋滞で走れない?ひどすぎます。マラソンを開催する側は、ただ参加者を増やし大きな大会にすることを目的にしてもらっては困ります。参加するランナーの気持ちを受け止めて大会を計画してほしいものです。

 さて、衆議院議員選挙の選挙戦が始まります。各政党が合従連衡を繰り返しながら選挙公約を掲げるのですが中には夢みたいな話をする政党が出てきています。消費税反対、子供手当は出す、原発廃止、TPP参加反対・・・本当にそんなことを実現できるのですかという話を堂々と主張している政党を見ていると気分が悪くなります。「良薬は口に苦し」と言います。耳に聞こえのいい政策だけを唱える政党が議席を伸ばせばこの日本は不幸になるばかりです。苦しいこと、辛いことを先延ばしにしている人間に明るい将来があるわけがないのと同じです。
原発廃止のデモの中で誰かが言っていました。「高々電気のせいで命をかけたくない。」我々は電気がなくて今の恵まれた生活が送れるのでしょうか。どう考えても無理です。我々いつも電力が安定的に供給されることを前提に生活が成り立っています。産業もそうです。電力が供給されなくなれば第一次産業を除き、産業自体成り立たないでしょう。世界の国々が石油の利権に群がるのもこの電力が影響しています。日本の産業を維持発展させるためにはどうしても電力の安定供給が必要です。ですから原発廃止云々を主張するならその前に電力の安定供給の為の政策をまず唱えるべきです。そしてその政策のためのコストと、原発廃止のコスト、この2つを本当に日本の家庭、産業が受け入れることができるのかを議論すべきです。それでなくても円高で産業全体が悪戦苦闘している時に、電力のコストがアップする事態になればいったいどういう事が起こるか想像できるはずです。物事は何かを選べば、何かを犠牲にしなくてはなりません。良い事取りは出来ないのです。その辺をしっかり見極めながら各党の選挙活動を眺めましょう。今回は本当に大切な選挙ですから。

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