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代表取締役 出口博俊

当たり前と思うこと

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2013年02月28日

 東京マラソンが終わりました。今回もチャリティーランナーとして5回目の参加をしました。結果、東京マラソンとしては自己新記録を出すことができました。第1回参加時の私の年齢は43歳でしたから、50歳となってからの新記録は意味深いものがあります。ここ数年、私は記録に挑戦するというより完走を目的としていたような気がします。年齢のこともあります。また一昨年のふくらはぎ肉離れのこともあります。「とにかく、無理をせず完走をしよう、新記録はもう無理だ」これがマラソンに対する最近の考えだったのです。ところが、です。チャリティーランナーは背中にメッセージを書けるTシャツを支給され、任意ではありますがそのTシャツにメッセージを書き込んで走るのですが、そのTシャツに私はふと頭によぎった「戦う!」というメッセージを書いたのです。そしてこの言葉を背にしてスタートラインに立つと、不思議なものです。その言葉に恥じない走りをしようという気になりました。弱気なレースは出来ないと前半から飛ばして走ったところ後半ペースを落とすことなく走れ、結果昨年のタイムを10分縮めることができました。言葉の力は凄いですね。自分自身で作ってきた限界をいとも簡単に崩してくれました。私自身20回目の納得できたフルマラソンでした。
 
 話は変わりますが、東京電力が去年の4月から始めた企業向け電気料金の値上げを拒否し、支払いを止めた企業に対し電気の供給を打ち切る検討を始めたという記事が流れました。1100社にのぼる企業が支払いを拒否しているのは東京電力に対する不信感がその原因なのでしょうか。しかし不満を言い出せばきりがありません。最近、韓国で大規模な停電が起こったと聞きます。アメリカでも先日ハリケーンによりニューヨークが停電になりました。我々日本にとって金額も大切ですがそれよりも何よりも、安定的な電力供給が大切なのではないでしょうか。電気代は安いがいつ停電になるかわからないというのでは日本の産業は大打撃を受けるのではないですか。そして安定的に電力供給という意味では東京電力は良くやっていませんかね。当たり前に手に入るとなると人間その次を求めます。そしてまたその次を。それを繰り返すうちに自分がどれだけ恵まれているかを忘れてしまうのです。欲を言い出したらきりがありません。電力の自由化も大切なのかもしれませんが我々の生活に直結する電力の安定供給より勝るものはないと思うのですが。
 「当たり前」という言葉は怖い言葉です。

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