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プリンセススクゥエアー
代表取締役 出口博俊

集団リンチ

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2020年05月26日

 やっと非常事態宣言が解除されました。日本は、解除基準が欧米と比べてはるかに厳しくクリアーするのは困難なものでしたがその基準のほとんどがクリアーになり解除となりました。我々の努力が実を結んだということですね。しかし次の問題は日本がここまで感染者を減らした状況で、現状毎日千人規模でコロナ陽性者が出ているにもかかわらず外出制限を解除している欧米諸国とどうやって行き来するのか、海外からのコロナウィルスをどうやったらブロックできるのか、この方法が見い出せないとコロナ前の生活は無理だとしても、元の生活に近い経済活動を取り戻す事はできません。まだまだ乗り越えなければならないハードルはありますが、しかしながら、東京も午後10時まで飲食業が店を開けることは朗報ではないでしょうか。政府のセーフティネットも5月後半から本格的に稼働し始めているように聞きます。真っ暗闇から薄明かりが見えてきましたね。
 さて、このような状況で2つの話題が取りざたされています。1つは黒川前東京高検検事長の常習賭け麻雀問題、もう1つがテレビ番組の収録中で取った言動がSNSでバッシングされ自殺を図ったとされる女子レスラーの問題です。
 後者のバッシング騒動は10年前には考えられなかった出来事であり、SNSという手段により各個人が全く知らない人とつながることができ、そこで自身のアピールが多くの賛同者を獲得できるという長所の裏側にある欠点が前面に出てきた事件です。SNSは多くの成功者を輩出している一方で、このような悲劇が起こりえるのです。SNSは諸刃の剣です。この規制をするというよりその恐ろしさを理解したうえで使うようにしなければなりません。私はやりませんが。
 さて前者の問題、「緊急事態宣言中に、賭け麻雀をしていた不届き者」ということで政府が彼の定年延長認めた問題と合わさり、袋叩きにされています。皆さんはどう思いますか?私はこれこそ集団リンチだと思います。
 私は、麻雀をやりません。しかし、私の周りの人たちで麻雀をする人の話を聞くと全くお金をかけていないほうが稀ではないでしょうか?私の父も、若いころ部下や取引先の人と自宅で一緒に麻雀をしていました。「勝った、負けた」と言っていましたから当然お金をかけていたのでしょう。厳密にいえば賭博と言えるのかもしれませんが立件されるものではないのではないですか。何故なら、賭博のために麻雀をしているのではなく遊興のために麻雀をしているのであり、そのスパイスにお金を賭けているだけだからだと思います。法律の趣旨はそんな基準ではないですか?だから立件の基準がある一定基準額以上となっているのでしょう。勿論、認めて良いというものではありません。だから本人が認めた以上、何かしらの処分をしなければなりません。それが今回の訓告につながったのでしょう。しかし、それが緊急事態宣言中だったからと言って懲戒免職が相当だとする意見には全く同意できません。マスコミやそのコメンテーターも極端すぎます。真面目に40年間国家のため、正義のために働いてきた人をこのような過失だけで全ての実績を否定するなどあってはならないことです。
「法の番人であれば、どのような状況であろうと法律を遵守しなければならない」それは正論です。しかし、そうはいってもパチンコは認めるわけですよね。「水清ければ魚棲まず」です。こんな集団リンチは止めてほしいです。年齢的に私の先輩であり、この国に40年間尽くしてきた人をこんなことで誹謗中傷しないでください。
私の身に置き換えると耐えられません。

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