1. トップ
  2. 気ままに更新する社長のひとりごと
  3. 今年の不動産相場

気ままに更新する
社長のひとりごと

プリンセススクゥエアー
代表取締役 出口博俊

今年の不動産相場

  • このページを Google Bookmarks に追加

2018年01月21日

 この年末年始、日経平均株価が23,000円をつけ所謂バブル後の最高値を更新したこともあり、報道番組で今年は二十数年前のバブルの再来かと取り上げられていました。今年はどのような年になるのでしょうか。私の自分勝手な相場観を述べます。
 都心部の中古マンション相場は、一言で言うと高値安定です。都心部のマンションは、この3年で3割程度値上がりしました。場所によってはそれ以上の値上がりをしている物件もあります。
この値上がりにより一般的なサラリーマンの年収では都心のマンションの購入が難しくなりました。今まで6000万が相場であった中古マンションが8000万になるわけですから購入を躊躇するのは当然です。その為、本来なら調整局面を迎えてもおかしくありません。事実、去年に入って都心のマンションの取引量は減少しました。取引量が減って来るということは買い手が減るということですから、需要と供給のバランスが崩れマンション相場が下がるはずです。ところが都心のマンション相場は全く下がらないのです。
 何故なのか?理由は2つあります。1つは金融緩和が続いていること。日銀のマイナス金利に象徴されるように低金利が続き、マンションを所有することにデメリットが少ないことがあげられます。売り主は無理して売るなら賃貸で貸して保有する事を選択するようになり値段が下がらない原因となっているのです。
もう1つはプレーヤーが増えた事です。都心のマンションを日本人ではなく外国人が購入するようになりました。そしてその割合がここにきてどんどん増えてきているのではないかと思います。そもそも、ローンを組んで買うわけではない外国人の富裕層は不動産価格が2~3割上がろうとあまり気にしていません。(外国人の富裕層が買う不動産は条件が抜群に良い物件に限定されますが・・・)
 この結果、都心のマンションは今年も若干の値上がりか、横ばいで、値下がりは考えられません。
 では、都心以外の中古マンションはどうか?都心のマンションの値上がりにつられ場所によっては1~2割の値上がりをした都区部のマンション相場は横ばいか、若干の値下がりが起こるのではないでしょうか?都区部でも外国人が購入する話は聞きます。しかし、まだそれほどメインではないので日本人の購入が中心となる為、サラリーマンの平均年収が上がっていない以上不動産価格だけ値上がりするというのは考えにくいと思います。
 いずれにしても、現在の不動産事情と20年前のバブルの時代と比べて明らかに違うのは資産インフレが起きているのは一部のエリアだということです。20年前は、東京で少し人気のある場所で中古マンションを所有していれば資産1億円を持っていることになっていました。現在ではそれはあり得ません。
 不動産価格を左右するのは「希少性」の時代になったのです。

社長のひとりごと
プリンセススクゥエアー

Contents

コンテンツ

  • 気ままに更新 社長のひとり言
  • タワーマンションの売却・購入をご検討中の方へ

公式SNS

  • 会社の「今」を更新中! Facebook
  • 採用情報をリアルタイムにお届け 公式Twitter
  • 採用情報をリアルタイムにお届け 公式Twitter